ひらた耳鼻咽喉科 アレルギー科
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こんな時どうする?<耳鼻咽喉科シリーズ2>
スギ花粉症
 
スギ花粉症について
 スギ花粉症はスギ花粉が原因で起こるアレルギー性鼻炎です。「今まで症状がなかったのに今年から急に出たのはなぜか。」とよく聞かれます。スギ花粉症の場合説明しやすいのですが、生まれてからスギ花粉が飛ぶシーズン(春)を経るたびにスギ(抗原)に対する反応物質(抗体)が体の中に増えていき、ある量以上になると発症するので「今年から急に症状が出た」ということが起こります。抗体の増える速度に個人差がありますが、20歳代から30歳代で発症する人が多くなっています。最近は幼児の発症もみられます。スギとヒノキは抗原性が似ているため、スギ花粉症の人はヒノキ花粉にも反応する場合があります。症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみに加えて、皮膚のかゆみ、のどのかゆみ、せきなどを訴える患者さんもいらっしゃいます。
 スギ花粉症は、かぜの初期との見極めが難しい場合があります。これらの症状と鼻汁中に好酸球(アレルギー独特の細胞)があること、血液中のスギ花粉に対する抗体(IgE抗体)が増えていることが診断の決め手となります。

今年のスギ花粉飛散予想
 広島県の今年の飛散予想は例年の7割程度と予想されています。2月の中旬頃から花粉が飛び始め、3月の上旬にピークがあります。何回かのピークの後だんだん少なくなり、3月の終わりから4月のはじめにヒノキ花粉が飛び始めます。1月位から眼のかゆみなどの症状を訴える方も毎年いらっしゃいます。症状が強くお困りの方は早めに治療を開始することをお勧めします。
 
治療法
1)皮下免疫療法: 花粉のエキスを微量ずつ注射して、アレルギー反応を起こしにくくする方法で、根本治療ですが、効果判定には2年くらいかかり、この間注射に通う必要があります。
2)初期療法: 最近よく行われ効果が認められている方法です。花粉飛散前から内服薬や点鼻薬を投与しておくと、花粉が飛散しても症状が軽くてすみます。
3)対症療法: 花粉が飛散して症状が出てから内服薬や点鼻薬、点眼薬で治療します。
4)レーザー治療: 花粉飛散前にレーザーで鼻の粘膜を焼き、アレルギーの反応を起こしにくくします。鼻づまりには比較的効果があります。
5)舌下免疫療法: これは1)の皮下注射による免疫療法のエキスを舌下に含むことで、皮下注射の効果とほぼ同じ有効性が認められ注射に変わる治療として行われるようになりました。昨年はこの治療の効果を診る初めてのシーズンでしたが、以前に比較したら症状が軽く済んだという方がいらっしゃいました。ただ、花粉飛散中に治療を開始してはならないという取り決めがあるので、1月中の開始が必要となります。家で服用するために、副作用が起こった時の対応を患者さんにもしっかり認識して頂く必要があり、説明を聞いて十分納得して頂いた上で処方することになります。希望される方は御相談下さい。

 妊娠中、あるいは授乳中の方は、薬を飲めない場合があります。湯気を鼻で少しずつ吸ったり、マスクをして鼻の周りを暖めて湿り気を与えると、多少症状がやわらぎます。いずれの治療をする場合でも、花粉が出来るだけ体にはいらないようにマスク、めがねの着用、外出からの帰宅時には服をよくはたき花粉を払い落とす、干した洗濯物や布団を取り入れる前にしっかりはたき花粉を払い落とす、窓を開けた後はよく掃除機をかける、などを心がける必要があります。また喫煙、不規則な生活はアレルギー反応を悪化させるので注意が必要です。
 
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